ヨーガではじめる阿字観瞑想のすすめ
2011年 02月 11日
元スタジオヨギーのヒロ先生が書いた本、「ヨーガではじめる阿字観瞑想のすすめ」。
気に入って何度も読み返しています。
阿字観瞑想はまだ経験したことがないのですがすごく興味がわいてきました。
阿字観瞑想とは梵字の ”阿”の字をみながら瞑想する瞑想法。
「阿字」とは”無限”という意味で、「阿」という梵字は宇宙全体を包み込む大いなる存在、”大日如来様”をあらわしているそうです。
そこにこめられた深いメッセージをくんだ上で瞑想するとよいそうです。
阿字観は、月(月輪本尊)の中に梵字の「阿」の文字と蓮の花が描かれています。
それをシンボルとして目の前にある阿字観本尊をしばらく観て、目を閉じて残像が残ったらそれを感じながら瞑想をしていきます。
瞑想は何かのシンボルや音などをイメージしながらすると瞑想の状態に入りやすくなりますが、
この阿字観瞑想はそういった面からもイメージからの瞑想。
そして阿字観瞑想の事柄以外にも、生きていくうえで大切にしていく言葉や行い。
ヨガの八支則や仏教の三密、十善戒などにも触れています。
それをシンプルに難しい言葉ではなくわかりやすく書かれています。
先生自体それを本当に実行・実践しているのもうかがえますし、とても説得力があります。
<三密>
・身(しん)=身密=身体を使った行い
・口(く)=口密=口を使った行い
・意(い)=意密=心を使った行い
<十善戒>
*身=身体の行い
不殺生(ふせっしょう)…むやみに生き物を殺さない
不偸盗(ふちゅうとう)…盗まない
不邪淫(ふじゃいん)…男女の道を外さない
*口=言葉の行い
不妄語(ふもうご)…小さな嘘もつかない
不綺語(ふきご)…無意味なおしゃべりをしない
不悪口(ふあっく)…乱暴な言葉は使わない
不両舌(ふりょうぜつ)…中傷しない
*意=心の行い
不慳貪(ふけんどん)…ものに執着しない
不瞋恚(ふしんに)…怒らない
不邪見(ふじゃけん)…まちがった考え方をしない
(ヨーガではじめる阿字観瞑想のすすめより転載)
瞑想法は色々ありますが目指すゴールはどれも同じなので、自分に合うものを取り入れてやっていくととてもいいと思います。
ヨガの流派しかりですよね。
瞑想は頭で考えるよりもまずやってみると効果がとても実感できると思います。
瞑想を毎日続けていくと、心が本当に変わっていきます。
日々こころに溜まったすすや汚れを取ってこまめにメンテナンスしていくことの大切さを感じています☆
by rose_lotus
| 2011-02-11 11:10
| 本